労働市場の流動化?
ブラックな企業や部活、過労死をはじめする日本社会の閉塞感は労働市場を流動化することで解決するっていう意見はもう何年も聞いている気がする。特に「オレ、経済わかってるし」っていう方々から。
日本で解雇を自由にしたら、どうなると思う? 日本の若者は市場価格よりわざと薄給になっている。日本の年長者は市場価格よりわざと厚遇されている。すると解雇自由になって先ず「飛ぶ」のは年長者さ。コストの高い奴からお払い箱。みんなサクサク時間内に仕事を終わらせて帰宅。これでみんなハッピー
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) June 5, 2018
まぁおっしゃる通りだと思いますし大賛成ですが、社会の制度を決めるのが年長者にガッチリ握られているのだから、やっぱり労働市場の自由化なんてしないだろうなって思っています。
で、労働市場が自由化したときのデメリットについて考えてみたけれど、たとえば今年の所得が一千万あったとしても来年は百万になる可能性があるってことが自由化のある一面だとしたら、ローンはおろか長期的な生活設計はほとんどすべて成り立たない世界ってことにならないだろうか。とても結婚なんてできないですなあ。
優秀な人は収入の複線化とか言うんだろうけど、誰でもできるわけでもないし。
となると、総論賛成各論反対ってことになるんだろうな。
社会を活性化するための方策としては必要なことだろうけど、まぁ、自分が現役の間は実現したりはしないだろう、と思うのよ。